基本的にAndroid OSは昔から明朝体のフォントがインストールされていないため、CSSで明朝体「font-family:serif」を指定してもゴシック体で表示されていた。 ところが先日(2021年11月4日)、私のスマホ(HUAWEI P30 lite)で明朝体が表示されているのを確認した。 Twitterで検索すると、同じような状況の人が何人か見つかった。 ツイートを見ると、OS(システム)の更新ではなく、Chromeの更新で明朝体が使えるようになったとの見解がある。 バージョンはChrome 94, 95あたりで最近のことである。 なお私のスマホはAndroid 10で、Chrome 95を使用している。
気になったので、古い端末を押し入れから引っ張り出してChromeを最新版の95にしてみた。 機種は以下の通り。
ところが期待を裏切り、明朝体は表示されなかった。 当然アップデートできるアプリは全てアップデートした。 つまりChromeは関係ないようである。 もしくは一定以上のOSバージョンが必要。
また、Android版のMicrosoft OfficeやAdobe PDFなどをインストールすれば、何かフォントがインストールされるのではと思い試したが特に変化はなかった。
以下はWikipediaモバイル版のページ。 HTMLの<H1>要素の見出しに明朝体(serif)が指定されている。 ちなみに「ウィキペディア」の文字は画像。